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◎フィボナッチとは何だろう。

今回はデイトレードやもっと長い期間で相場の節目として意識される『フィボナッチ』についてご紹介いたします。

そもそもフィボナッチとは相場のみで出てくる言葉ではありません。
イタリアの数学者、フィボナッチがみつけた、数学上の法則をいいます。法則には様々なものがあるのですが、簡単なものでは
・ 1+1=2、1+2=3、2+3=5,3+5=8、5+8=13、8+13=21、13+21=34、 21+34=55・・・と隣り合う数字同士を足していきます。
・ 次に先ほど足したもの同士を割ります。
1÷1=1、1÷2=0.5、2÷3=0.66,3÷5=0.6、5÷8=0.625、8÷13=0.615、13÷21=0.619、21÷34=0.618・・・と徐々に0.618に近づいていきます。
・ 他には、先ほどと割る数と割られる数を反対にします。1÷1=1、2÷1=2、3÷2=1.5,5÷3=1.667、8÷5=1.6、13÷8=1.625、21÷13=1.615、34÷21=1.619・・・と徐々に1.618に近づいていきます。この0.618や1.618は重要になりますので覚えてください。

そしてこのフィボナッチの数字は『ひまわりの種の並び方』など自然界のあらゆるところに出現します。
また『ミロのビーナス』『ダビデ像』『ピラミッド』など歴史的な建造物、更には我々が日常的に目にする『名刺』『クレジットカード』にも
フィボナッチの数字を見つけることが出来ます。
一般的な生活にまで登場するのは名刺やクレジットカードは5:8のサイズで、人が最も美しいと思う長方形だからだといわれています。(黄金長方形)

ここまで相場には全く関係のない話になってしまいましたが、そもそも相場も人々が売買をするところなので、その影響を受ける。
だから相場でもフィボナッチは有効である。というのが、最初にフィボナッチを使うようになったルーツではないでしょうか。
実際、かなり多くの人々がフィボナッチの数字を気にしながら相場に参加しています。
これらのことを踏まえていただいた上で、次回は実際の計算方法、使い方を詳しくご紹介いたします。

ご覧いただきましてありがとうございました。


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