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FXスイングトレードテクニック

FXスイングトレードテクニック

頻繁ではありませんが、FXのセミナーを時々されていらっしゃいます、田平雅哉さんの本です。この方がFXの取引における、
MACDとスローストキャスティクスを併用するトレードをかなり初期に世に広めたのではないかと思います。
(最初に紹介された方は別にいらっしゃるのかもしれません。)

さて本書ですが、初版が2005年11月とのことですので、発売されてから3年以上経っておりますが、まだまだ十分に通用する内容かと思います。
大まかに分けてしまうとすれば、前半が『精神論』後半が『技術論』になっています。前半部分は、『精神論』なのですが、負ける投資家の共通項を洗い出し、
その一つ一つをどのように改善すればいいのか解説していきます。読んでいくうちに、「あー、これは当てはまってしまっているなぁ…」
「お、これはちゃんとクリアできている!」という、発見が見つかるのではないでしょうか。

ちなみに設問には 「何かが儲かるという話を聞くとやりたくなる」 「自分のやり方を変更するのに抵抗がある」
などが挙げられています。これに対する解として…

「何かが儲かるという話を聞くとやりたくなる」
↓↓↓↓
「「人に聞いた話」を後追いして儲かることはほとんどない、投資において多数派が儲かることはありえないから」

「自分のやり方を変更するのに抵抗がある」
↓↓↓↓
「無意味に頑固で保守的な人は投資には全く向いていない、自分のやり方考えカ方ない人も投資で勝つことはできない」
となっています。

もちろん、実際はこの解に至るまでの丁寧な説明がされていますので、本解説を読んで、自分には無関係だと思った方にも、役立つものがあるかと思います。

また後半部分はテクニカル分析、主にMACDとスローストキャスティクスを併用したトレードの手法を紹介するのですが、
なぜこの二つを使用するのか、この他に沢山のテクニカルを組み合わせるとどういった結果になるのか、テクニカル分析とチャートをどう併用するのか。
損切り、利食いの考え方、ポジションの積み増し方などなど、かなり細かい説明がされています。
技術論というと、これを使えば儲かる!というような端的な解説しかされていないものもありますが、この本に読めば、 仕掛けから手仕舞いまでの
一連の方法がある程度理解できるかと思います。

もちろん、有効なテクニカル分析を知りたい!という形にも有効な一冊です。



FXスイングトレードテクニック



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