ピット・ブル (マーティン・”バジー”・シュワルツ著 成田博之訳)
全500ページに渡る、大変ボリュームのある本です。ただ、小難しい話ではなく、著者自身の体験したノンフィクションですので、スラスラと読めると思います。
ウォール街で徐々にのし上がっていく姿には憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
ただ、それに留まらず、トレードで勝つためのエッセンスもふんだんに盛り込まれているので、「面白かったー。」だけで終わらない、終わらせないのが
本書の優れた部分でもあります。
そして文末には『シュワルツの売買テクニック』と称して、トレードする際の道具や、何に注目しているのかにも触れていますので、こちらもためになると思います。
著者は文中に売買方を紹介する中で、「各自の売買スタイルは、その人の性格にマッチしたものでないと維持できない。
つまり、自分の長所と短所を理解していることが重要である。私の場合、自分自身を理解するのに九年間もかかった。」と書いているなど、
自分自身が相場に身を置く中での気付きもいたるところで紹介しています。
ノンフィクションという、臨場感ある小説を読みながら、トレードでの大切なことも学べる良書です。
基礎から学ぶデイトレード~マーケットを理解するための思考術
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